今回の舞台は、前回塗装させていただいたお宅の、息子さんのご自宅になります。
埼玉県にある住宅街の一角。二階建ての大きなお宅です。
「まだ塗り替えは早いかもしれないが、一度見てほしい 」というお話を受け現地調査へ
赴き、各箇所を確認していきます。
すると、太陽が照り付ける南側の外壁は、触ると手が白くなるチョーキングが始まっていました。確実に劣化が進んでいます。
急務ではないものの、塗り替えをしてもよい頃ということで外壁塗装をすることになりました。
外壁塗装をするうえで、新しい試みとしていくつかのデザインパターンを提案させていただきました。使う色や彩色の組み合わせ、配色、イメージのそれぞれ異なるものを…。
すると、そのデザインの中から2つを指して
「柄はこっち、色はこちらに出来ないだろうか」
というご要望が。
「もちろん出来ますよ」
さっそくサンプルを制作して全体のデザインを確認します。
ご施主さまにも気に入っていただいたところで、夏の真っ盛りに工事は始まりました。
まず全体を水洗いした後に、屋根を仕上げます。その後、壁面の化粧サイディングの隙間には充填剤を施し、そして外壁の塗装です。
ベージュ色だった外壁は、その印象をガラリと変えました。
白色がかった明るいグレーと爽やかな水色の組み合わせは、まるで快晴の空のようです。見ているだけでとても涼やかな気持ちになりますね。
側面は縦のライン、正面は横のラインがポイントになっています。
そして屋根を黒色にすることで、全体を引き締めています。
ベランダには防水トップコートを施して、シャッター部分などを塗装し、全体の工事が終了します。
作業はとても暑い8月に行われましたが、お盆に入る前に施工を終えることができました。
お盆休みには、ゆっくりと過ごしていただけたのでしょうか…。家族のつながりをより深めるきっかけになれば幸いです。
前回のお母様のお宅と、依頼主さまのお宅をどちらも塗装させていただき、とても光栄でした。
物語を繋いだご縁すべてに感謝です…。
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