今回は、外壁塗装を終えて残るはブロック塀! というところで終了していました『思い描く外観へ』の続きの物語になります。
実はこのブロック塀、ご施主さまがDYIがお好きということで、ご自身で塗装されたものでした。そして今回塗装するにあたって悩まれていたのが、デザインです。
外壁の際は打ち合わせを重ね、こだわり抜いたデザインで塗装させていただきましたが、こちらのブロック塀は外壁塗装を終えてから様子を見て考えることに。
外壁との相性はさることながら、お宅の顔となる正面に位置するため慎重を期します。
そこで、『デザインコンクリート』という特別な塗装をご提案しました。この塗装方法は意匠性が高く技術が必要になりますが、こだわりを自由自在に造形することで、ほかのお宅とは一線を画した魅力が生まれます。
そして秋も深まった神無月の終わり。神様も帰り支度を始める頃に施工が始まりました。
お宅前にズラリと並んだ丁寧に手入れされている植木鉢は一旦その席を立ち、職人が塗装を施していきます。
色は外壁に近いホワイトカラー。石積なら本来はグレーなのでは? と思いますが、オリジナリティを感じさせる仕上がりに。表札上のタイルは外壁のブラウンカラーと同じ色で統一しました。
塀上部の丸みを帯びたデザインができるのも、デザインコンクリートならでは。角のない新たな塀は、優しい風合いを醸しています。またランダムでいて一体的な石積風のデザインは、まるでヨーロッパ建築の様です。新しい外壁とも良い雰囲気でマッチしていますね。
以上ですべての作業が完了です。
薄いベージュ色で統一されていた外壁は多彩色と単色カラーを組み合わせることでその風合いを一新し、可愛らしい黄色で彩られていた塀はこだわりを感じさせるものになりました。
デザインにこだわることで生まれた美しさは、お宅全体をよりモダンで都会的な雰囲気へと導き、特別な存在として在り続けることでしょう。
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